石丸伸二さんは東京都知事選挙で異例の大量投票を獲得しました。
当初、小池百合子さんと蓮舫さんの一騎打ちとの予測もありました。
しかし、結果は、石丸伸二さんが蓮舫さんを超え、第2位となりました。
石丸伸二さんの何がすごいのでしょうか?
石丸伸二さんはYouTubeなどのネットで知名度を上げています。
安芸高田市の市長としてもSNSを駆使して安芸高田市の認知度を上げました。
石丸伸二さんは安芸高田市の市長時代に厳しい財政状況を改善するなど実績を上げています。
石丸伸二さんは安芸高田市市民からの評判もすごく高いです。
また、地域政党「再生の道」という新党を立ち上げました。
そんな石丸伸二さんの何がすごいか、経歴などを調査しましたので、紹介します。
石丸伸二の何がすごい?
石丸伸二さんの何がすごいのかについて調べました。
まずは東京都知事選挙から説明していきたいと思います。
東京都知事選挙で異例の大量投票を獲得した
石丸伸二さんは東京都知事選挙で異例の大量投票を獲得しました。
現職の小池百合子さんが3選を果たした東京都知事選挙は、当初、小池百合子さんと蓮舫さんの一騎打ちとの予測もありました。
しかし、結果は、石丸伸二さんは小池百合子さんの約292万票(得票率42.8%)には及びませんでしたが、蓮舫さんの約128万票(18.8%)を超え、約166万票(24.3%)と第2位となりました。
YouTubeなどのネットで知名度を上げた
石丸伸二さんはYouTubeなどのネットで知名度を上げました。
産経新聞は2024年7月9日に次のタイトルで報道しています。
石丸伸二氏、都知事選のユーチューブ関連動画の総視聴回数で〝圧勝〟 唯一の1億回突破
動画投稿サイト「ユーチューブ」の運用サービスなどを行う情報通信会社「エビリー」(東京都渋谷区)は、7日に投開票された東京都知事選を巡り、3選を果たした無所属現職の小池百合子氏(71)、無所属新人の前広島県安芸高田市長、石丸伸二氏(41)、無所属新人の前参院議員、蓮舫氏(56)、無所属新人の元航空幕僚長、田母神俊雄氏(75)の主要4候補に関するユーチューブ関連動画の本数、総視聴回数の分析結果をまとめた。本数、総視聴回数のいずれも石丸氏が群を抜いており、得票数で2位となった躍進の背景にユーチューブの存在があったことが改めて裏付けられる結果となった。
(中略)
動画本数では①石丸氏(2885本)②蓮舫氏(1644本)③小池氏(1496本)④田母神氏(536本)-で、動画のタイトルに含まれていたキーワードでも「石丸伸二」が多く含まれていたという。
総視聴回数は①石丸氏(1億5402万271回)②小池氏(9054万3653回)③蓮舫氏(8880万4900回)④田母神氏(2502万9974回)-となり、石丸氏が唯一、1億回を超えた。
産経新聞は2024年7月9日より引用
石丸伸二は安芸高田市で実績を上げた?
石丸伸二さんは広島県の安芸高田市で市長として実績を上げました。
具体的には次のような実績になります。
- SNSを駆使して安芸高田市の認知度を上げた
- 厳しい財政状況を改善した
- 小中学校の給食費を完全無償化に
- 市内高校の生徒会に100万円の財源を提供
- ふるさと納税の寄付金が9月度だけで1億円に達成
SNSを駆使して安芸高田市の認知度を上げた
石丸伸二さんはSNSを駆使して安芸高田市の認知度を上げました。
「あきたかだ」でなく、「あきたかた」と読むと初めて知った方もいるかもしれません。
石丸市長は10月9日、X(旧Twitter)で「本日、フォロワーが20万人を超えました。1人平均1000円の ふるさと納税 で2億円が入る計算です。臨時の財源があれば教育分野への投資を増やせるので、是非ともご支援をお願いします」と呼び掛けていた。
加えて、10月10日、安芸高田市のXの公式アカウントで体験型返礼品「石丸市長との昼休み」の応募を開始し、開始3分で売り切れになった。石丸市長の人気の高さが分かり、モノだけではない、人を使ったサービスの高い可能性も明らかになった。今後、第2弾の体験型返礼品の提供を検討しているという。
日本ネット経済新聞2023.11.14より引用
厳しい財政状況を改善した
石丸伸二さんは安芸高田市の厳しい財政状況を改善しました。
安芸高田市の2024 年度(令和 6 年度)施政方針に次のように書かれています。
ここ数年で、財政に関する指標は確実に改善しました。2019 年度に98.2%まで悪化した経常収支比率は 2022 年度に 94.4%へと改善し、2018年度の災害後に 6 億円まで減った財政調整基金は 2022 年度に 9 億円まで回復しています。
安芸高田市の2024 年度(令和 6 年度)施政方針より引用
小中学校の給食費を完全無償化に
石丸伸二さんは安芸高田市の小中学校の給食費を完全無償化にしました。
NHK広島 NEWS WEB2024.3.7に次の記事があります。
安芸高田市が小中学校の給食費無償化 新年度当初予算案
安芸高田市は、子育て世帯を支援しようと市内のすべての小中学校で給食費を無償化するための費用を新年度・令和6年度の当初予算案に計上しています。
安芸高田市の新年度・令和6年度の当初予算案は一般会計の総額で193億1400万円で、今年度より7億1800万円あまり減少しました。
予算案には、市内に13あるすべての小中学校で来年度から給食費を無償化する費用として1億2400万円が計上されています。
市によりますと、無償化により、子ども1人あたり年間で小学生はおよそ5万4000円、中学生は7万円ほどの負担軽減になるほか、給食費に関係する事務作業を減らし教職員の働き方改革にもつなげたいとしています。
NHK広島 NEWS WEB2024.3.7より引用
市内高校の生徒会に100万円の財源を提供
石丸伸二さんは安芸高田市内高校の生徒会に100万円の財源を提供しました。
石丸伸二さんのXに次の様な内容のコメントをしています。
明日、高校の生徒会長に100万円を託してみた結果が形になります🎉
「どんな使い方をしても構わない」と言われ、戸惑ったとも聞きました。高校生が一生懸命に考えた取り組みを見届けてきたいと思います
石丸伸二さんのXより引用
ふるさと納税の寄付金が9月度だけで1億円に達成
安芸高田市のふるさと納税の寄付金が9月度1ヶ月だけで1億円に達成しました。
2022年度のふるさと納税寄付額は1年間全部で2億円ですから、凄い金額ですね。
日本ネット経済新聞2023.11.14に次の記事があります。
広島・安芸高田市、9月度のふるさと納税寄付額が1億円突破 前年同月比10倍に
広島・安芸高田市の石丸伸二市長はこのほど、9月のふるさと納税寄付額が前年同月比10倍となる約1億円を超えたことを明らかにした。SNSで話題となった8月以降、ふるさと納税寄付額は大幅に前年同月を超えている。
2023年8月度のふるさと納税寄付額は前年同月を1354万円超える2091万円だった。同9月度のふるさと納税寄付額はさらに大幅に増加することとなった。同10月14日に開催した「元就の里リレーマラソン」での開会の挨拶で、石丸市長は「現在、安芸高田市は非常に盛り上がっており、なんと9月のふるさと納税寄付額は1億円を超えることができました」と意気揚々と話した。安芸高田市の2022年度のふるさと納税寄付額は約2億円だった。たった1カ月で前年度のふるさと納税寄付額の半分を獲得することができた。
日本ネット経済新聞2023.11.14より引用
石丸伸二の市民からの評判は高い?
石丸伸二さんは安芸高田市の市民からの評判は非常に高いです。
既にご紹介した安芸高田市の実績から分かるように市民に多くの恩恵を与えています。
たしかに、安芸高田市では市政の混乱や対立に対する懸念の声があがりました。
その一方で、石丸伸二さんの積極的な情報発信や改革姿勢を評価する意見もあります。
特に小中学校の給食の完全無償化は、小中学生のお子さんを持つ主婦にとっては歓迎されました。
石丸伸二の詳しい経歴は?
石丸伸二さんの経歴について調べました。
最初に出生から大学までを紹介します。
- 生年月日:1982年8月12日
- 年齢:42歳(2025年2月現在)
- 出身地:広島県高田郡吉田町(現・安芸高田市)
- 小学校:吉田町立吉田小学校
- 中学校:吉田町立吉田中学校
- 高等学校:広島県立祇園北高等学校
- 大学:京都大学経済学部
石丸伸二さんは自身のXで、自分のことを次のように紹介しています。
- 唎師
- 剛柔流空手道初段
- トライアスリート
- マンガ賢者
- 旅人
- 弓使い
インテリで優しいイメージですが、空手黒帯でトライアスロンもするなんて意外でした。
大学卒業後は銀行員になる
石丸伸二さんは大学卒業後は銀行員になりました。
石丸伸二さんは2006年に京都大学経済学部卒業後、三菱東京UFJ銀行(現三菱UFJ銀行)に入行し、14年間勤務しました。
- 2006年 姫路支店配属
- 2014年 MUFGユニオンバンク(三菱東京UFJ銀行子会社)初代ニューヨーク駐在為替アナリスト以後は4年半にわたってアメリカ大陸の主要9か国25都市で活動
- 帰国後は東京在住
- 2020年 三菱UFJ銀行退職
生まれ故郷の安芸高田市の市長が無選挙で決まると知り、自分が阻止すると三菱UFJ銀行を退職したのです。
広島県安芸高田市長選に当選
石丸伸二さんは広島県安芸高田市長選に当選しました。
石丸伸二さんは市議会議員と対立し、そのことでも全国的に知名度が上がりました。
石丸伸二さんと市議会議員と対立ぶりがSNSで広がり、議員が石丸伸二さんを名誉棄損で訴えるほどでした。
2024年の東京都知事選に立候補
石丸伸二さんは2024年の東京都知事選に立候補しました。
結果は2位ということで、当選はしなかったものの、次の政治活動にもつながる結果でした。
東京都知事選での石丸伸二さんの活躍は既に述べた通りです。
地域政党「再生の道」を立ち上げ
石丸伸二さんは2025年1月に地域政党「再生の道」を立ち上げました。
石丸伸二さん自身は立候補せず、候補者を公募し、2025年東京都議会議員選挙で42の選挙区に候補者擁立を目指す考えです。
党としての政策や党議・党則は設定していません。
多選の制限として2期8年の上限があり、他党との掛け持ちを認めています。
政策の無い政党は珍しいですね。
まとめ 石丸伸二の何がすごいまとめ
石丸伸二の何がすごいかをまとめました。
石丸伸二さんは東京都知事選挙で異例の大量投票を獲得しました。
石丸伸二さんはYouTubeなどのネットで知名度を上げました。
石丸伸二さんは広島県の安芸高田市で市長として実績を上げました。
- SNSを駆使して安芸高田市の認知度を上げた
- 厳しい財政状況を改善した
- 小中学校の給食費を完全無償化に
- 市内高校の生徒会に100万円の財源を提供
- ふるさと納税の寄付金が9月度だけで1億円に達成
石丸伸二さんは2025年1月に地域政党「再生の道」を立ち上げました。
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