三重県知事として注目を集める一見勝之さん。
とりわけ「ムカデ」問題で話題になったことから、次の三重県知事選でもその動向が注目されています。
これまでどんな経歴を歩み、県政でどんな実績を積んできたのか、そして実際の評判はどうなのか気になるところです。
さらに、結婚した妻や家族のこと、学生時代の学歴やプロフィールも知っておきたいですよね。
本記事では、一見勝之さんの人物像をわかりやすく紹介していきます。
一見勝之の評判・実績・ムカデについて
一見勝之さんは三重県知事として多くの取り組みを進め、その活動は県民から様々な評判を集めています。
現在は再選を目指して三重県知事選に出馬しており、これまでの知事としての実績や政策に注目が集まっています。
さらに話題となった「ムカデ」問題についてもあわせて解説していきます。
一見勝之の評判や評価について
一見勝之さんは、その人柄や県政での姿勢について「真面目」「堅実」「手堅い」といった肯定的な評判が多く寄せられています。
行政を安定的に運営する実務型のリーダーとして信頼され、南海トラフ地震を見据えた津波避難タワーの整備や子育て環境の充実、人口減少対策など、着実な取り組みも評価されています。
一方で「目立たない」「積極性に欠ける」といった声もあり、やや地味な印象がつきまとうのも事実です。
本人も「真面目」「おもろない」と自虐的に語る場面があり、SNS更新など情報発信に消極的な面も見られます。
前知事の鈴木英敬さんが発信力に優れていたことと比較され、「もっと存在感を示してほしい」という意見もあります。
政治的には自民・立憲・公明・国民など幅広い政党の支援を受け、行政手腕に対する信頼感は厚いといえます。
ただし、一部からは「政策が具体性に欠ける」「人物像がつかみにくい」との指摘や、国体中止の判断に対する意見もありました。
総じて、一見勝之さんは「派手さはないが誠実で実直な実務型リーダー」として評価される一方、より強いリーダーシップや発信力を求める声もあるのが現状です。
一見勝之の実績・政策について
一見勝之さんは、県政運営の方針として「安心安全」「賑わい」「思いやり」「未来」「県民とともに歩む」という5つの柱を掲げ、多様な政策を進めています。
防災分野では南海トラフ地震を最大の脅威と位置づけ、災害対策を最重要課題としました。
新型コロナ対策としてワクチン接種推進や医療体制の整備を強化し、社会的弱者に寄り添ったまちづくりや人口減少対策、観光振興策などにも取り組んでいます。
また、熊野古道の世界遺産登録20周年を機に、宿泊施設や外国人対応の標識整備を進める方針を打ち出しました。
一方で知事としての実績では、防災・減災への具体的な取り組みが注目されています。
就任前には県内に1基もなかった津波避難タワーを1期目で18基計画するなど、防災強化を着実に推進しました。
さらに、2021年に中止となった「三重とこわか国体」と「全国障害者スポーツ大会」については、延期を見送って国体史上初の完全欠番とする判断を下し、全国的にも話題となりました。
まとめると、一見勝之さんは「派手さよりも堅実さ」を大事にしており、県民からは「真面目で手堅い知事」という印象を持たれています。
一見勝之のムカデとは?
一見勝之さんの「ムカデ問題」とは、2022年5月の会見で「(知事公舎に)ムカデが出まして。家の中に出たので、ちょっと大変かなと思う」と発言したことがきっかけでした。
この一言を契機に、公舎の老朽化や衛生管理に加え、公舎の在り方や維持費の妥当性までが大きな議論へと発展しました。
築44年を迎えた公舎は虫害に加え、年間600万円近い維持費がかかっており、県民からは「コストに見合わないのでは」との声も寄せられました。
そこで県は、不動産鑑定士や大学教授らを交えた有識者会議を設置し、廃止や売却、民間マンションへの転居といった選択肢を検討することになったのです。
最終的に2023年、一見知事は県庁近くのマンションへ転居し、公舎は一時的に保有しつつも売却を視野に再検討されることになりました。
本人も「今はムカデが出なくなり、ストレスも減った」「警備や防災の面でも安心」とコメントしています。
この「ムカデ問題」は、知事の住環境にとどまらず、県民税の使い道や県有財産の活用を見直すきっかけとなった出来事でした。

引用元:東海テレビ
一見勝之の経歴や身長などのプロフィールについて
一見勝之さんは、長年にわたり国の行政に携わった経験を持ち、その後三重県知事として県政を担ってきました。
ここでは、これまでの歩みをたどる経歴や、出身地・年齢・身長といったプロフィール情報を整理しながら、一見勝之さんの人物像を紹介していきます。
一見勝之の経歴について
一見勝之さんは、国土交通省を中心に長年行政の第一線で活躍し、多彩なポジションを経験してきました。
ここでは、その歩みを時系列で紹介します。
- 1986年4月:国家公務員採用Ⅰ種試験(法律)に合格し、運輸省(現・国土交通省)へ入省
- 1991年9月:運輸省神戸海運監理部運航部港運課長に就任(この頃に結婚、新婚時代を神戸で過ごす)
- 1992年9月:運輸省自動車交通局旅客課 新輸送サービス対策室補佐官
- 1994年1月:国際観光振興会パリ観光宣伝事務所に赴任し、欧州からの外客誘致を担当
- 2001年7月:国土交通省中部運輸局 自動車部長、翌2002年7月に自動車交通部長として中部圏の地域交通行政を担当
- 2006年9月:冬柴鐵三国土交通大臣の秘書官を務める
- 2011年7月:関西国際空港株式会社 総務人事部長、2012年4月には新関西国際空港株式会社 総務人事部長として関空・伊丹の世界初の空港統合を担当
- 2013年7月:海上保安庁 総務部政務課長に就任
- 2015年7月:海上保安庁 総務部長に就任
- 2018年5月15日:海上保安庁 次長に就任(尖閣諸島問題や豪雨・地震・台風など数多くの災害対応を経験)
- 2019年7月9日:国土交通省 自動車局長に就任(「危険なバス停」問題に取り組み、全国で安全対策を推進)
- 2020年8月1日:内閣府 総合海洋政策推進事務局長に就任
- 2021年7月1日:国土交通省を退官
一見勝之の出身地や身長などのプロフィールについて
ここでは、一見勝之さんの出身地や生年月日、趣味や座右の銘といった人物像が分かるプロフィールをご紹介します。
氏名 | 一見勝之 |
---|---|
出身地 | 三重県亀山市 |
生年月日 | 1963年1月30日(昭和38年1月30日) |
年齢 | 2021年知事選出馬時:58歳/2025年5月30日時点:62歳 |
血液型 | 記載なし |
趣味・特技 | 山歩き(奥多摩・鈴鹿など。妻と一緒に出かけることも) 絵画鑑賞(フェルメール/ボッシュ/ピサロ) 蕎麦打ち(名古屋勤務時に教室に通学) 空手(大学時代から継続。現在も週1回稽古) サッカー(大学在学中に活動) お笑い番組・落語の鑑賞 |
座右の銘 | 「鞠躬尽力(きっきゅうじんりょく)」—身を慎み、誠心誠意全力を尽くす |
一見勝之の出身中学や高校・大学などの学歴について
ここでは、一見勝之さんの出身中学・高校、そして大学について、学生時代の学びやエピソードを交えながら、その学歴を詳しく紹介していきます。
果たして、一見勝之さんはどのような学びの道を歩み、現在の経歴へとつなげてきたのでしょうか。
一見勝之の出身中学や出身高校について
一見勝之さんは、三重県津市にある私立高田中学校・高等学校の出身です。
高田高校は中高一貫教育を行う進学校で、仏教教育を取り入れた特色ある学校として知られています。
高田高校の偏差値は、Ⅰ類(普通科)が46、Ⅱ類(特別選抜)が56、Ⅱ類特選が63とされており、県内159校中16位、全国約10,000校中753位に位置しています。
難関大学進学を目指す生徒も多く、県内でも高水準の進学校です。
有名な卒業生としては以下の方々が知られています。
- あべ静江(歌手・俳優)
- 桂三発(落語家)
- 田村真子(アナウンサー)
中学から高校まで、自宅から亀山駅まで片道約6キロを自転車で通学し、2つの山を越える厳しい環境を続けていました。
母校の150周年記念式典では、体育祭や比叡山での研修旅行の写真を示しながら思い出を語り、公式サイトには高校時代の体育祭に参加した写真も掲載されています。
また、一見勝之さんの出身中学は私立高田中学校で、中学3年生のときには生徒会長を務め、部活動では軟式テニス部に所属していました。
一見勝之の出身大学について
一見勝之さんの出身大学は、国内最高峰とされる東京大学法学部です。
東京大学の入学難易度は非常に高く、2025年度の文科一類(法学部進学コース)の偏差値は約67.5~84.0とされています。
東京大学は数多くの著名人を輩出しており、以下のような人物が知られています。
- 香川照之(俳優・歌舞伎役者)
- 落合陽一(実業家・メディアアーティスト)
- 河野玄斗(タレント・クイズ王)
このほかにも政界・法曹界・スポーツ界・芸能界など、多方面で活躍する人材を送り出しています。
大学時代については、高校卒業後に東京で1年間浪人生活を送り、駿台予備校に通学しました。
その際、父親との約束で毎日約3キロのランニングを1年間欠かさず続け、この経験が公務員生活における粘り強さにつながったといわれています。
1982年に東京大学文科一類に入学後はサッカー部に所属し、学外では空手道場にも通うなど、文武両道の学生生活を送っていました。
その後の取材では「勉強してました。それから基本サッカーしてました。…空手もやってましたけど。だから、おもんないですよね。真面目なんですよ。…おもろないですね」と語っており、学業を軸にしつつサッカーや空手に励んだ「真面目なタイプ」だったことがうかがえます。
一見勝之の結婚した妻や(子供)家族について
ここでは、一見勝之さんの結婚した妻や家族について紹介します。
プライベートな情報は多くは公開されていませんが、知事としての姿だけでなく家庭での一面も気になるところです。
妻との関わりや子供の有無を通して、一見さんがどのような人物なのかを見ていきましょう。
一見勝之の結婚した妻について
一見勝之さんの妻については、公式プロフィールや全国知事会の資料に記載がなく、氏名や年齢、職業といった詳細は公表されていません。
一般の方であるため、プライバシーに配慮して非公開となっているようです。
一部のサイトでは「1991年ごろ、神戸で港湾運送課長を務めていた時期に結婚」との記述がありますが、一次資料に基づく裏付けはなく、あくまで参考程度の情報と見るのが妥当です。
一見勝之さんは公の場で家庭について触れることがあり、2024年1月の「ひきこもり支援フォーラム」では石川啄木の詩を引用し、「家族と嫌なことを話すことで人はリセットできる」と語っています。
この発言からも、妻が精神的な支えになっていることがうかがえます。
奥様の名前や顔写真、出会いや結婚の経緯は明らかにされていませんが、多忙な公務の合間にも家族との時間を大切にしている姿勢が伝わってきます。
一見勝之の子供について
一見勝之さんの子供に関する情報は、公的なプロフィールや公式資料には一切記載がありません。
一部のサイトでは「子どもはいないと思われる」との記述も見られますが、一次情報に基づいた裏付けはなく、推測の域を出ない内容です。
そのため、現時点で子供の有無や家族構成について断定できる事実は確認されていません。
プライベートな領域であることからも、確かな情報が公開されていないのが現状です。
まとめ
一見勝之さんは、堅実な県政運営や防災対策で評価を受ける一方、「ムカデ問題」などで注目を集めました。
官庁での豊富な行政経験を持ち、真面目で実直な姿勢が評判となっていますが、情報発信力の弱さや派手さに欠ける点を指摘されることもあります。
プライベートでは、妻や家族に関する情報は限られていますが、公務の合間に家庭を大切にする姿勢が伝わってきます。
今後も県民に寄り添うリーダーとしての活躍が期待されます。
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